
前回のおさらいです。
大人(アラサー以降)のメイクポイント
25歳をすぎると、お肌は曲がり角を迎え、
- くすみ
- 乾燥
- たるみ
- シワ
- 毛穴
といった肌の衰えが出てき始めます。
しかし、隠そうとすればするほど、かえって悪目立ちしてしまうのです。
前回お伝えした大人メイクのポイントのポイントは、
- 直すべきところだけメイク
- 自然なツヤを大切に
- ラインは丁寧に
でしたね。
ベースメイクでは、1と2のポイントが特に大切です!
直すべきところはどこ?
ここでいう『直すべきところ』ですが、大前提は、きちんとスキンケアが施されたお肌であること。
まずは、きちんとスキンケアをしましょう。
春夏は、紫外線・汗・エアコンによる乾燥、秋冬は、寒気・エアコンによる乾燥といったように、日本には四季があります…
今回は、春夏のW保湿についてお話していきたいと思います。 その前に、前回までのおさらいです。 前回までのおさら…
今回は、春夏の紫外線対策についてお話していきたいと思います。 その前に、前回までのおさらいです。 前回までのお…
スキンケアが終わりましたら、ベースメイクを
- 化粧下地☆
- ファンデーション
- コンシーラー☆
- フェイスパウダー
- チーク
の順でご紹介したいと思います。
目指すお肌は…?
前回、『三角ゾーン』のお話をしました。
20代の頃… ファンデーションはかなり厚く塗り、アイシャドウはコテコテ、目の周りをアイラインでグルグル囲んで、…
三角ゾーンとは、

図の♡マークのあたり、目尻、目頭、小鼻を結んだ三角のゾーンのことでしたね。くま、赤み、毛穴、シミ、そばかすなどが出やすいところですので、色味を均一になるようにコントロールすることでメイクが映えるというお話をしました。
実は、この三角のゾーンの仕上がりにより、美しいお肌に見えるかどうかがかかってくるので、このゾーンはしっかりとメイクしていくことが大切です。
ところで、美しい肌の条件って何だと思いますか?
私が思う美しいお肌は、
- 透明感があり
- キメが整い
- 自然な立体感を感じるお肌
です。
このお肌を目指して、各アイテムの使用方法をご紹介していきたいと思います。
透明感のあるお肌に仕上げるアイテム
お肌の曲がり角を迎えますと、
- クマ
- くすみ
- 赤みやシミや血色の悪さによる色味のムラ
が気になってきます。
これを、ファンデーションやコンシーラーだけで隠そうとすると、残念ながら『厚塗り』に見え、時間が経つと乾燥シワが目立つようになりますし、崩れたときに大修繕が必要になってしまいます。
ですのでこういった色ムラを自然にカバーするには、ファンデーションやコンシーラーよりは、肌色補正の効果がある化粧下地をチョイスするのがおすすめ。
例えば、
- クマ→オレンジ系
- くすみ→パープル系
- 赤み→グリーン、ブルー系
- 血色の悪さによる色味のムラ→ピンク系
といったように、一番気になる肌悩みに合わせた色味を選ぶとよいと思います。
ちなみに私は、パープル系を使用しています。青みも赤みも含む色なので、顔の赤みとくすみの両方に対応でき、便利だからです。
特に気になるクマの部分は、重ね付けをして、指の腹でトントントン…と軽くタッチしながらなじませています。
三角のゾーンにまず化粧下地を置いてしっかりと塗り込み、他の部分は三角ゾーンの残りを内から外に向かって指でうすーく伸ばして使用します。
キメが整っているようなお肌に仕上げるアイテム
お肌の曲がり角を迎えてキメが荒くなってくると、毛穴が開いたように見えます。
逆転の発想で、この毛穴を目立たないようにメイクしていくと、キメが整って見えるのです。
こちらも、化粧下地で毛穴をカバーするようなアイテムを選んであげて、気になるところを指の腹でトントントン…と馴染ませてあげると、キメ細かいお肌に仕上がります。
先程の肌色補正の下地で毛穴カバー効果のあるものがあればいいのですが、もしそうでなければ、毛穴カバー効果のある下地と肌色補正の下地とを2つ使いしてもいいかもしれません。
こちらも、三角のゾーンにまず化粧下地を置いてしっかりと塗り込み、他の部分は三角ゾーンの残りを内から外に向かってうすーく伸ばすように使用します。
立体感のあるお肌を作るアイテム
三角ゾーンを、ご紹介した方法で化粧下地を置くだけでも、かなりの立体感が出ると思いますが、更に立体的に仕上げるには、リキッドファンデーションとコンシーラーを使いましょう。
リキッドファンデーションは、元々持っている自然な立体感を消さないように、ツヤが出るタイプのものがおすすめです。三角のゾーンにまず化粧下地を置いてしっかりと塗り込み、他の部分は三角ゾーンの残りを内から外に向かってうすーく伸ばす程度でOKです。リキッドファンデーションも、まずは、三角ゾーンからメイクし始め、残りの部分は内から外に向かって伸ばしていきます。
私は、初めに頬骨の上全体に指でファンデーションを伸ばし、キメの粗いスポンジ(リキッドファンデーション専用ではなく、パウダーファンデーションを塗布するもので『両用』と書かれたもの)で、置いたファンデーションの輪郭をぼかすように、トントントン…とたたき伸ばして、外側に向かって顔全体に広げて仕上げています。
この、頬骨の上がしっかりと塗れていると、パンと張ったように見え、凹凸がはっきりするのです。
リキッドファンデーションが塗り終わったら、クマやシミにコンシーラを置いていき、その置いたコンシーラーの輪郭のみをぼかすように馴染ませていきます。
リキッドファンデーションとコンシーラの『輪郭のぼかし方』はこのような感じです。

とにかく真ん中を触らない。そうしないと、隠したいものが見えてきてしまいますし、メリハリもなくなってしまいます…
このようにファンデーションやコンシーラーを使用しましたら、ファンデーションやコンシーラーを一番初めに置いた部分と、目の下や小鼻の横などの崩れやすい部分をフェイスパウダーで軽く押さえます。
フェイスパウダーなどの粉ものは、ごく少量を薄く付けること。粉ものが多いと、お肌の表面が乾燥して見えてしまい、ツヤ感が失われます。
クマを隠すのに欠かせないコンシーラーですが使用の際は、
- 目のすぐ下にコンシーラーを置かない
- 完全に隠そうとしないこと
に注意しましょう。
というのは、
目のすぐ下に付けたり、クマの部分にコンシーラーを付けすぎると、
目が小さく腫れぼったく見えてしまう
からです。
おまけ
コンシーラーを使用するときに、コンシーラーブラシを使うと、とてもきれいに仕上がります。

リップブラシを少し幅広にした感じのブラシです。
ひとこと
今回は、ベースメイクについてお話いたしました。
次回は、ポイントメイクについてお話していきたいと思います。